ホリエモン「東京改造計画」実行可能か?徹底考察します。

管理人NORI

どうも、NORIです。

堀江貴文さんが幻冬舎から発売された「東京改造計画」が売れています。

発売前から本に書かれた緊急提言と題された大胆な37項目の提案がネットで話題になりました。

 

管理人もさっそくこの本を読みましたが、とても面白い内容でした。

 

読後、私が思ったのは「この提言は果たして実現可能なのか?」という疑問です。

ホリエモンから「実現可能だから、書いて本に出したんだよバーカ」と一言で一蹴されそうですが(笑)

本を読んだ読者としてまた、一人の有権者、市民として提言が実行できるのかを検証したいと思います。

東京改造計画 (NewsPicks Book)

新品価格
¥1,317から
(2020/6/2 15:33時点)

東京改造計画で提言された37項目

検証を開始する前に、具体的にどういった項目が書かれているのかを説明します。

「東京改造計画」は、全部で5章から構成されており、1項目ごとにホリエモンさんが持論を展開しているのが特徴です。

経済」「社会・教育保障」「新型コロナウイルス対策」「都政」「未来の生き方」すべて検証します。

東京改造計画 第1章 「経済」

実業家として様々な事業を手掛けてきただけあって経済が最初に来ています。

第1章で示された項目は以下の内容です。

東京改造計画 第1章 「経済」

①本当の渋滞ゼロ

②ETCのゲートをなくす

③パーソナルモビリティ推進都市に

④満員電車は高くする

➄切符も改札機もなくす

⑥現金使用禁止令

➆東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する

⑧UBER解禁

➈東京の空が空いている

➉江戸城の再建

⑪VRのインフラを整える

⑫足立区は日本のブルックリンに生まれ変わる

⑬築地・豊洲市場の改革案

⑭築地市場跡地のブランド化

⑮オリンピックはリモート競技に

ここで注目するべきは、交通に関する提言3分の1を示している点でしょう。

JRや首都高の慢性的な渋滞に対して苦言を示しています。

1秒たりとも時間は無駄にしたくないという堀江さんの考えが強く反映され提言となっています。

ほかにも堀江さんの考えが具現化されたユニークな提案が多くあります。

ポイント①ダイナミック・プライシング

堀江さんは「首都高や首都圏の鉄道に利用時間帯に変動料金(ダイナミック・プライシング)を導入して満員電車を解消しよう」と

主張していますが、実は既にこの動きで行政や鉄道業界も進んでいます。

 

新型コロナで見送られましたが、東京五輪開催中は首都高の料金を昼間の時間帯に割高にするというのは決定していました。

また、JRに関しても堀江さんが指摘している日常的に利用される普通列車では適用されていません。

(厳密にいえばIC乗車券と切符で運賃は1円単位で違う)

 

新幹線ではすでにイールドマネジメントによる手法で切符は販売されています。

つまり、提言に目新しさはなく、すでに提言している方向に動いているというのが事実なのです。

ポイント②切符も改札機も無くす

堀江さんは本の中で、自動改札の設置コストやキセルや不正行為のコストを考えれば無くしたほうがいいと主張しています。

 

確かにゲートを通過する際にチャージ金額が足りず足止めを食らえばスマートでなく時間を無駄にしていると考えるかもしれません。

しかし、実際は日本の鉄道システムほど効率よく時間をかけず乗ることができるシステムはありません。

 

ドイツでは改札機が存在しない「信用改札方式」を採用しています。

スマートに乗車は可能だが不正乗車が多く罰金を多く支払わせられたり、私服の検査官が多く巡回をしているのが実態です。

 

それに比べ日本では性善説で荷物チェックをされず、乗車1分前に駅に行ったとしても乗車することができます。

新幹線では殆ど声を掛けられることもなく快適に移動ができる。

 

これを考えれば切符や改札機があったほうが実はとても効率がいい。

 

将来、技術が進み顔認証で利用できたりする時代がくるかもしれませんが、それまでは改札や切符は必要だと思います。

ポイント③江戸城の再建

東京を面白くさせる手段として江戸城再建を提案している。

既に江戸城再建に関しては、NPO法人が成立しており、建設に関する費用もある程度算出されています。

では、なぜ建設ができないのか?

 

単純に不必要だからです。

 

宮内庁の調整の難しさがあるが、私が思うに再建された城にはリアリティーがないからです。

実は日本は全国に多く城が存在しますが多くは戦後に木造やコンクリートで再建されたもので、現存している城郭は12しかありません。

再建された城は現存天守閣より評価が低いです。

理由は多くの人が再建されたものより今に残っているものに価値があると考えるからです。

 

今更、明暦の大火で消失した天守閣を再建しても想像の域を脱しない紛い物でしかありません。

そして東京では今後10年間に多くの高層ビルやランドマークが建設されます。

それらに比べて江戸城が建ったとしても見劣りします。

 

利用機能も限られることを考えると再建は難しいと言えそうです。

ポイント④築地市場跡地の利用法

小池都政の失策は豊洲市場への移設を巡っての迷走です。

堀江さんも手厳しくそれを指摘しています。

そして、セリをする場所が不要であるという本質を説明しつつ築地市場跡地の利用についてはスモール化し食が楽しめる一大拠点にするべきという案を出しています。

都でもすでに築地市場跡については活用方法を提案していますが、どちらの案もあまり魅力的ではありません。

せっかくの東京に出現した約23ヘクタールの巨大な跡地。

スマートシティの開発拠点にしたり、VRコンサートホールなど未来的な施設にしてほしいと思います。

総合評価△
すでに実行されている政策もあり実現可能性はある提言が多い。しかし、江戸城再建やオリンピックのリモート化など可能性はあるが実現したとしても費用対効果が小さいものが多く、実現に向け賛同する人がいるかは疑問

東京改造計画 第2章 「教育・社会保障」

本の中でも炎上覚悟と前置きが多くされているている提言が多い教育の章。

しかし、提言に関してはなるほどと思う事が多く個人的に1番面白かった。

東京改造計画 第2章 「教育・社会保障」

⑯オンライン授業推進

⑰紙の教科書廃止

⑱学校解体で子どもを解放する

⑲「正解」を教えない教育

⑳大麻解禁

㉑低用量ピルで女性の働き方改革

㉒健康寿命世界一をガンガン延ばせ

㉓「ジジ活」「ババ活」で出会い応援

㉔東京のダイバーシティ

ポイント①オンライン授業を妨げているのは?

既に学校が再開されていますが、オンライン授業は今後絶対必要でしょう。

新型コロナが終息したわけではなく、今後第2波、第3波は必ず来ます。

 

堀江さんもその観点からオンライン授業を推進すべしと語っていますが100%賛成です。

日本の教育予算は先進国で最低とされとされており、今回そのツケが回ってきたと言えます。

 

お金の問題に関しては、実は簡単で教育国債を発行すれば解決します。

本当の問題は、教職員にオンライン化に対応できる人材が少ないという問題です。

 

単純に機械操作がわからず、また一部の学校以外はノウハウがありません。

これを解決するのは教員がスキルを習得するよりも民間の学習塾が参入したりするほうが早そう。

 

この問題は調整が難しそうですが、おそらく決まる時はかなり早くできるのではというのが私の予想です。

ポイント②大麻解禁は少子化の救世主か?

おそらくこの本の中で1番過激な提案が「大麻解禁」だと言えます。

東京と過疎地を比べて子供の出生率が違うのは娯楽が少なく子づくりが娯楽になっていると指摘。

 

大麻を解禁すれば、セッ〇スも気持ちくなるし少子化にも有効だというのが堀江さんの主張です。

過疎地でも出生率は異なるので娯楽が少ない過疎地は少子化ではないというのは設定に無理があるでしょう。

つまり、大麻は少子化には全く寄与しないと言えます。

 

しかし、医療用大麻は日本でもがん治療などの観点から必要だという意見もあります。

実際に医療用大麻を導入すべきという声もありますので大麻解禁もあながち暴論ではないと言えるでしょう。

ポイント③低用量ピルの導入はどうか?

堀江さんはさらにこの章で低用量ピル導入やジジ活、ババ活をサポートするべきと提言をしています。

 

字面だけ見れば暴論のようですが実際は全く違いかなり納得できる意見でした。

 

現在日本では女性の社会進出を高めよう、働き方を改革しようという事で政府が取り組みを進めています。

 

その過程で必ず女性と男性の身体的違い、つまり生理による業務の支障も考えられるべきだし進めないといけません。

生理中のサポートや理解を進めるというのも必要ですがその上で低用量ピルの服用を増やすというのは有効だと思います。

総合評価〇
すべての意見が理にかなっており政治家が強い決断すれば進められると考える。フェミニストや日教組などを敵に回す度胸が政治家にあるかが試される。

東京改造計画 第3章 「新型コロナウィルス対策」

東京改造計画がこの時期に出版された理由はおそらく、新型コロナに対する世の中への苦言と小池都政への対応の批判です。

少ない項目ですがこの本で読者に1番伝えたいのがこの章だと受け止めました。

東京改造計画 第3章 「新型コロナウィルス対策」

㉕ストップ・インフォデミック

㉖経済活動を再開せよ

新型コロナを巡っては多くの意見がありますが、堀江さんは一貫して経済を動かすべきと主張していました。

この章ではウイルスを正しく恐れる事の大切さを説き、政治家は冷静に科学的知見からアナウンスするべきだと指摘しています。

 

穿った見方をすれば、政治家は自分の支持にコロナウイルスを大いに利用してる側面があります。

それに騙されないようにするために市民がデマや空気に惑わされないことが必要でしょう。

総合評価 未評価
政治家が故意にコロナを利用する可能性がある。それを考慮する必要が一人一人に求められる。

東京改造計画 第4章 「都政」

テクノロジーだけでは解決することができない課題はこの世にはたくさんある。

そう強く思わせてくれるのがこの第4章です。

効率化が常に最適ではないという事を指摘します。

東京改造計画 第4章 「都政」

㉗今こそネット選挙を導入せよ

㉘QRコードで投票できる

㉙記者会見なんてオンラインで開けばいい

㉚都職員の9割テレワーク化

㉛都職員の英語公用化

㉜東京都のオール民営化

ポイント①テクノロジーは万能なのか?ネット投票について

ネット投票については私も賛成の立場です。

わざわざ投票所に足を運んで、鉛筆とメモ用紙のような投票用紙に名前を書いて投票する。

 

はっきり言ってかなり不便です。

QRコードで投票したほうが開票も早くなり、長い目で考えれば人件費も抑制できるでしょう。

しかし、そんな私でもネット投票は無理だと考えます。

ネット投票が無理な理由

ネット投票を導入する上で1番の問題は「なりすまし投票」や「第三者の不正」です。

技術的には身分証明証を撮影して送信すれば本人確認ができるでしょう。

しかし、第三者が威圧して特定の候補者に見えない場所で投票を迫ったり半強制的に投票をさせられるというリスクが常にあります。

そのためにエストニアでは、何回も投票が可能ですが日本は人口も多くその都度集計をすればかえって効率が悪い。

オンライン上で得票数が自動的に加算されたとしても二重計上などの不具合も考えられます。

また、セキュリティーやシステムダウンのリスクもあるでしょう。

そういった問題点を全て解決しない限り導入は無理ではないでしょうか。

ポイント②都職員の9割テレワーク化は暴論だ。

都職員の9割テレワーク化はこの本で1番の暴論だと思いました。

都職員の仕事の実態を知らず理想だけを無責任に言う悪い事例です。

 

現在、東京都職員はおよそ16万人いますが一般行政部門は全体の数でいえば1割ほどしかいません。

ほかの多くの職員は病院や消防、警察などのエッセンシャルワーカーで彼らがいないと私たちの社会は成り立たないのです。

 

もちろん、彼らが公務員への待遇が必要なのかという点に関して言えば、議論の余地はありますし事務系職員はテレワーク可能な職員も多いでしょう。

公務員の無駄が多く、組織も旧態依然としているのは間違いないです。

しかし、社会は様々な職種があり全員がテレワークで働ける人ばかりではありません。

もし、それを考えていないのであればこの提言は暴論と言わざるを得ないでしょう。

ポイント③都職員の英語公用化の理由は?

他にも東京都をイケてる都市にするために英語の公用語化を提唱しています。

そのためにも都職員が進んで英語を話す必要があるといいますが、これもクエスチョンです。

 

例えば本で例に出されている香港の人が英語を話せるのはもともとイギリスの植民地だったという経緯があります。

また、日本でも新幹線の車掌や窓口の社員は必要に応じて話しているのであって日本人同士が英語で話す必要はないでしょう。

 

私自身、海外に住んでいたので英語の重要性は嫌というほどわかります。

しかし、都庁の職員が英語を話せたところでその有用性は薄いと言えるでしょう。

 

それよりも、役所ではエクセルはおろか、未だに一太郎で文書を作成していたりワードすら扱えない職員が多くいます。

まずワードを使いこなして他のアプリケーション習得するほうが先決ではないでしょうか。

総合評価✖
提案自体は面白いが有用性がない提案が多く、認識が間違っているものも多い。

東京改造計画 第5章「東京を世界一の暇つぶし都市に」

堀江さんの現在の活動や思想が色濃く出ています。

この章は今までの提言と違い投げかけている対象が「東京都や社会」から「個人」にシフトしています。

堀江さんの考えをどう受け止めるかは一人一人の判断でしょう。

東京改造計画 第5章「東京を世界一の暇つぶし都市に」

「妖精さん」のリストラ計画
㉞遊び場を増やすそう
㉟限りなく生活コストを下げる
㊱人生100年時代のコミュニティ
㊲都民限定の無料オンラインサロン

ポイント①コミュニティを再生させる必要がある

最終章はホリエモンさんが展開しているオンラインサロンの勧誘みたいな話が続く。

しかし、100年時代を考えた場合人が豊かに生きるためのコミュニティーは必要だというのは賛成だ。

 

なので、オンラインサロンを行政が用意するという提案はありかもしれない。

実際に行政は多くの任意団体やNPO法人、市民団体をサポートしている。

行政がオンラインサロン自体を用意するのはありだと思う。

総合評価△
提案としてはありだが行政がオンラインサロンを管理するというのは市民行動を監視したり高齢者から理解が得られないという問題もある。町内会をオンラインサロン化したりコミュニティーを活性化させるためのてこ入れは必要だろう。

 

管理人NORI

いかがでしょうか

「東京改造計画」には様々な提案があり実現可能なもの難しいもの多くの提案がありました。

しかし、本としてはとても面白く非常に多くのことを考えさせられました。

ぜひ一度本を読んでみる事をおすすめします。

東京改造計画 (NewsPicks Book)

新品価格
¥1,317から
(2020/6/2 15:33時点)

ブログを読んでいただきありがとうございました。

ブログのシェアをよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です