池袋87歳の高齢者の交通事故で賛否分かれる!高齢者の運転をどう考える?

どうも、管理人のNORIです。

既にご存知の方も多いと思いますが、東京で痛ましい事故が起きました。

東京・池袋で19日に乗用車が暴走して31歳と3歳の母子の命を奪った事故で、車を運転していたのは、87歳の元通産官僚の男性だった。車に不具合は確認されず、警視庁は運転操作ミスの可能性を視野に捜査している。

出典:zakzak by 夕刊フジ

池袋で運転をしていた男性が、元通産相の官僚であった事、逮捕をされていないためマスコミが報道した際に、容疑者ではなく「さん」付けと報道された事からSNSで物議を醸しました。

今回の記事では、現状を探り高齢者ドライバーが事故を起こさないための対策、家族に出来る事、社会の向き合い方を考えます。

高齢化の進行に伴い、いわゆる後期高齢者と呼ばれる75歳以上の方の総人口に占める割合が増加しています。

それに伴い、平成30年では交通事故死傷者数は減少傾向ですが、高齢者運転者の死亡事故件数は増加傾向にあります。

そのため、75歳以上の運転者の方は「臨時認知機能検査」や「臨時高齢者講習」などを受けなければならず高齢者の免許の更新は厳格化されています。

出典:高齢者運転支援サイトより引用

上記の図のように認知機能検査を受講して問題がなければ講習を受講して免許が更新されます。

今回の池袋の運転事故の際も運転していた男性は2年前に認知機能検査を受検していました。

問題なく更新したものの今回の事故を起こしてしまいました。

免許自主返納が進んでいない。

高齢者の運転事故増加を受けて、自動車の運転免許自主返納の制度は1988年から開始されました。

その後、運転免許証が身分証として重要な役割を果たしているので2002年に運転経歴証明書を導入、2012年には有効期間を無期限に伸ばすなど制度が変更して今に至ります。

さらに各都道府県では自主返納を促進させるために、様々な特典があるなど優遇されているにも関わらず平成28年の全国統計での返納率はわずか3%ほどしかなく返納が進んでいない現状がわかります。

返納が進まない背景は何でしょうか?

返納が進まない理由は

首都圏や京阪神などの都市部では交通網が発達しているので自動車に頼らない生活は可能だと思います。

特に敬老パスなど高齢者は交通優遇策が取られています。

では、なぜ返納が進まないのか?

私は心理的原因だと思います。

運転免許というのはそもそも技能資格です。

そして、多くの人が簡単に習得できるいわば「普遍的技能」として認知されています。

簡単に言えば「みんなが運転できて当たり前」と考えています。

これを失う、また自分から免許を返納するというのは反発があるというのは当然だと思います。

誰しもが自分が老いたと認めたくはありません。

そうした心理的葛藤などから免許を手放さない人が多いと考えます。

地方で違う事情

公共交通の発達している都市部では車を持たない、運転しないというのは都市部では可能だと思います。

しかし、地方では事情は違ってきます。

特に北海道の過疎部では自動車がないと生活をする事すら困難だといえます。

通院、買い物など行動範囲が長いため自動車は必須です。

子どもが独立して夫婦2人世代、運転する若者がマチにいないそういった場合、車に頼らざるを得なくなります。

そうした社会的構造を克服しない限り、高齢者の運転事故は根絶できないと思います。

技術をバックアップに問題を解決する

現在、多くの自動車メーカでは高齢者向けに安全運転サポート車の開発に取り組んでいます。

私は別の記事でも書きましたが、将来的な「自動運転車」普及を目指して開発をさらに加速させてほしいという考えです。

しかし現状でも高齢者事故が起きているので、安全運転サポート車の普及のために補助金をつけても普及させるべきだと思います。

消費喚起や将来への自動運転車普及のための底上げになります。また景気浮揚策としても最大限取り組んでほしいです。

限定条件付き運転免許の拡充を

こうした最新技術はあくまでバックアップと捉え、免許制度も並行して柔軟に変えてくべきだと思います。

現在、一部で議論されているのが「限定条件付き運転免許」です。

既に諸外国では導入されている制度で、アイルランドやドイツ、アメリカの一部の州では時間、速度、場所など運転の条件を詳細に決めています。

こうした対策を同時に進める事で、高齢者の運転事故を防止することができます。

運転免許証というのはあくまでも普遍的性格を持っていますが、「技能資格」です。

だからこそ、マニュアル車やオートマ車、大型車、眼鏡着用必須などが明記されていて区分されるのです。

その事を踏まえて、制度を設計してほしいです。

家族や社会の向き合い方

ここまで、制度変更や国の補助金などマクロ的思考で見てきました。

では、実際自分の家族が後期高齢者に入った場合家族はどのようにアプローチをしていけばいいでしょうか?

運転が趣味の人は違った趣味を提案したり、事故が起きた場合の責任を伝えるという事が大事です。

実際、私の場合も両親が後期高齢者になったら「自動車は乗らないでくれ」と伝えています。

しかし、繰り返しになりますが地方部では事情が違います。

最近では訪問介護や宅配サービスなど充実してきましたがまだまだ自動車に依存しています。

関心を持つ、制度を変えるために行動をするなど意見を言う姿勢が大事だと思います。

まとめ

75歳以上の後期高齢者による運転死亡事故が増加傾向にある。

「臨時認知機能検査」や「臨時高齢者講習」などを受けなければならず高齢者の免許の更新は厳格化されている。

しかし、事故を防ぎぎれてはいない。池袋の運転事故も免許更新では問題がなかった。

高齢者による免許の自主返納が進んでいない。心理的要因、生活環境が影響している。

安全運転サポート車の普及促進、限定条件付き運転免許の拡充などを進めていく必要がある。

家族や社会も関心を持ち向き合うことが大切。

いかがでしたでしょうか?

高齢者の運転事故は全国各地の様々な場所で起きています。「まだ、若いから」「自分は車を運転しないから」と思って関心を持たない人も多いと思います。

しかし、自分や自分の家族が事故に巻き込まれる可能性は十分にあります。現状を踏まえて関心を持つことが大切ですね。

ブログを読んでいただきありがとうございました。

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